精油メーカー キセイテック訪問
公開日:
:
最終更新日:2024/03/27
りら工房, オーガニックコスメプロジェクト
先日、橋本市にある国産精油メーカーの『有限会社キセイテック』さんにお邪魔しました。
3年前にも工場見学等をさせていただきましたが現役りら生にとっては初めての訪問でした。
社長の東様に、工場を案内していただきながらたくさんのお話をお聞きしました。
精油製造を生業とすることの難しさや面白さ、現在の産業界に欠かせない環境配慮の観点など、興味深い話をたくさん聞くことができ、多くの学びがありました。
自然が目の前にあるからこそできる仕事、自然と共に新しいモノづくりをしていくという考え方が、キノミノリのコンセプトと共通することが多く、本物のお仕事をされている方々のお話は発見が多かったです。
りらファクトリーのこれからの活動に生かしていきます!東様、ありがとうございました。
以下、生徒の感想です。
今回、ファクトリーでも私にとっても身近な、でもよく知らなかった「精油」についてキセイテックさんから教えていただきました。
まず驚いたのは、精油が江戸時代から存在することと、精油の抽出量が材料の1/100%しかないということです。
江戸時代のいつ頃かは分かりませんが、そんな昔から精油が製造されていて使われていたことを初めて知りました。
確かに和精油というものがあったり、精油の抽出は意外と難しくなかったりするので、人力車の時代でもできる技術なんだなーと思いました。
でも江戸時代からあっても「今でもライバルが少ないから成り立っている」とおっしゃっていたので、まだまだ日本では需要が高くないのかなと思いました。
精油の抽出が少ししかないのに事業が成り立っているのも意外でしたが、その少なさが、具体的に1/100もないと知ってとても驚きました。
また、お話を伺って思ったことは「地元をブランド化する」ことが大事だ、ということです。
東さんがおっしゃっていたように、現代はインターネットが普及していて、宣伝広告、流通がネット上で出来るようになっています。
それをうまく活用し、自分たちのことを発信していけば田舎でも、というより田舎だからこその産業が発展できるんだと思います。
そうやって各土地々々で産業が生まれて、日本らしさが出てきたら楽しいなと思いました。
(A・T)
今回キセイテックさんに行かせて頂いてお話を聞いて、樹木精油は不必要になった木などを精油にするので、SDGsな良い仕事だなと思いました。
そしてこれらの活動は私達りらファクトリーがやりたいこと、地域活性化などと大きく繋がっている、共通していると感じました。
また、自然にかえるようなものでも産業廃棄物にカウントされて捨てるだけでもお金が必要になったり、企業としてものを売り出す上で気をつけなければならないことが沢山あって驚きました。
さらに、精油を抽出するためにどのような機械を使うのか、どのような方法で抽出しているのかを知ることが出来ました。
カヤの精油の抽出方法とは少し違う方法だったので、色々なやり方があるのだなと思いました。
東さんの話を聞いて、オーガニック製品の需要がどこにあるかなどを知ることが出来たので、キノミノリの開発、そして産業化に役立てていきたいです。
私達は今キノミノリで香りをメインにしたものを開発しようとしているので、今回のお話も参考にして進めていきたいと思いました。
前回試作したものとは違う作り方や違う工夫も出来たら1度してみたいです。
(T・M)
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