オーガニックコスメ製作【⑨香料厳選&配合比率決定編】
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最終更新日:2022/03/03
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2021年2月頃、和歌山の地方紙である『ニュース和歌山』に私たちがやっている事を取材して頂いた際に、和歌山県橋本市にある精油を製造・販売している会社『キセイテック』の方とお話できる機会があり、「精油は単品よりも2~3種類の他の精油とブレンドした方が香りが引き立つ」というアドバイスを頂きました。
またブレンドするには和歌山県産の精油がいいと相談したところ、なんとご好意でキセイテックさんで販売している全6種類の精油を送って下さいました。
送って下さった6種類の精油+カヤの精油を1つずつ画用紙で作ったムエットに染み込ませ、「この組み合わせはどうか」「こっちの方が合いそう」「これはカヤの香りが負けてる」など授業を受講している生徒10人と先生で嗅ぎ比べた末、
●カヤ精油単体
●カヤ精油×ヒノキ精油
●カヤ精油×ヒノキ葉油
●カヤ精油×コウヤマキ精油
の4種類をクリームとして試作し判断する事に!
香りが混ざらないようそれぞれを違う体の部位に塗って嗅ぎ比べしましたが、どの精油もカヤより強く香ってしまったため、結局香料はシンプルにカヤ精油単品で配合する事に決定しました!
次に決めたのは原材料の配合比率です。
ブドウハゼの実から採れる白蝋(はくろう)は”油脂”という分類の固形の油、米油はよくある液体の油で、この2つ原材料を湯煎で溶かし混ぜて固まるとクリーム(バーム)が完成します。
米油の比率を増やすほどクリームは柔らかくなるのですが、私たちは白蝋をメイン成分とした商品を作りたかったため、できるだけ白蝋を高配合できる比率になるよう調整し、固すぎないけど白蝋らしさも感じられる配合に落ち着きました。
商品化するために製造会社さん側に伝えたレシピも、この時決めた配合比率で計算してお願いしています。
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