ミュージカル「流れる雲よ」の観劇を行いました
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9月30日(金)、学校行事としてミュージカル「流れる雲よ」の観劇を行いました。
「流れる雲よ」は、第二次世界大戦末期の鹿児島から沖縄に向けて特別攻撃を行うために飛び立った若者たち(特攻隊)が主人公の物語です。
特攻隊の若者たちにも夢があり、愛する人がいて、家族がいたことを痛烈に描き、それでも平和な日本の未来のためにと命を賭ける特攻隊の若者の姿に、生徒たちは涙を流していました。
りらの今年度の学習テーマは「戦争と平和」です。戦後77年が経つ今、自分たちが平和な未来へつなげていくために出来ることは何か、じっくりと考えていきたいと思います。

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【生徒の感想】
「感動」、「辛い」、そんな言葉では表すことが出来ない心の苦しさと、特攻隊の方々の勇敢さを改めて感じ学ぶことが出来ました。
前回観劇したすわん江戸村の「知覧の母」では送り出す側の心の痛みを感じましたが、今回の「流れる雲よ」を見て、特攻隊の方々の決して弱音を吐くことのない強さと、勇気とその奥にある戦争を不満に思う気持ちを感じ苦しい気持ちでいっぱいでした。
今年度に入って学校で知覧の事を調べたり、学ぶ機会が増えて、靖国神社の名前をよく聞き、鹿児島というあまり知らなかった地域のことから地元の靖国が出てきてすごく身近に感じました。今までは靖国神社で行われてるお祭りも、地元のお祭りという感覚でしか行っていませんでしたが、「流れる雲よ」をみて調べると知覧とすごく関係していて、あまり知らないであろう地元の友達に伝えていきたいと思いました。なぜならそれが私に出来る平和への第一歩だと思ったからです。
これからの時代をつくっていく私たちだからこそ、上の世代の方々から伝わってきた戦争の勲章を同世代に伝えていくことが大切だと思いました。そして二度とこんなことが繰り返されては行けないと思いました。
また今の日本、今の私たちの生活があるのは命を投げ出してでも日本を守り抜く為に戦って下さった方々、そしてそれを死ぬ気で支えていた周りの方がいたからこそあるものだと思いました。本当に心に響く作品でこれからの私たちの活動に活かしていきたいです。(2年生女子)
流れる雲よの舞台を見て、戦時中の特攻隊兵の人たちがどれだけの想いで日本を背負っていたのか、国の為にと自分の命をも犠牲にして戦ってきたのかを知ることができ本当に涙がとまりませんでした。
わたしのイメージでは、戦争の内容のミュージカルとなるとすごく重い内容で笑いも一切ない真面目な話なのかなと思っていたのですが、今回は私たちでも見やすいようなダンスシーンや少しフィクションも混ぜ込んだ作品で終始見入っていました。
特攻隊兵の人たちだけでなく飛行機の整備士の方達の気持ちにも焦点をあてていて、色んな境遇の人たちのそれぞれの気持ちを知ることが出来ました。
特に思い出に残ったシーンは令和の時代と昭和がラジオを通じて繋がったシーンです。あのシーンを見て、今の私たちがあるのは昔の人たちがいたからで、たとえ特攻する日が終戦する日でも国のためにと戦いにいく姿がとても印象的でした。
見終わった後にみんなが愛の気持ちを持ち、学ぶことができる作品だと思いました。(2年生女子)
日本の戦争のミュージカルは初めて見ました。初めて見た時、実際にこれが私たちの日本で起きたことなんだと思うととても怖いです。
それと同時に当時の人達が強い心を持っていることに感動しました。さらに、自分が死ぬとわかっていても、それで誰かに辛い思いをさせることを分かっていても、自分の命を無駄にはしないと敵に向かっていくその姿がとても勇ましかったです。
私たちがそのことに対して感情移入することは特攻隊の人はきっと求めていないかもしれませんが、戦争で戦ってくれていた人達が未来の平和を望んでくれたように、私達も戦争に行った人たちに対して敬意をはらって平和を舞台から届けられたらという思いが強くなりました。
日本の誇りを持った人々、それを辛い思いをしながらも送り届けた家族の姿にも本当に感動しました。今までの舞台の中でも心に刺さる感動を受けたのはなかなかありません。
本当に最高の舞台をありがとうございました。(2年女子)
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