すわん江戸村公演観劇「知覧の母」
公開日:
:
最新情報
八月二九日(月)、海南市にある演劇集団・すわん江戸村の公演「知覧の母」の観劇を行いました。
第一部の演劇は、今年度の学校テーマである「戦争と平和」にちなんだ内容となっており、第二次世界大戦末期、陸軍最大の特攻機地があった知覧が舞台となった作品でした。当時、陸軍の食堂に指定された「富屋食堂」で、爆弾と往き道の燃料だけを積み飛び立っていく特攻隊員を支えた女将さんの物語に、戦争と平和に対するそれぞれの理解が深まる機会となりました。
![](https://blog.lyra-art.jp/wp-content/uploads/2022/09/0d40a5e4a645fc6b96e767d64ac0878e-1024x781.png)
【生徒の感想】
私は知覧の母の公演をみて、今まで感じた事がないような悲しくて複雑な気持ちになりました。
富屋食堂のおばちゃんが明日特攻にいってもう亡くなってしまう特攻隊員達にどんな気持ちでご飯を作っていたのか。どんな気持ちで送り出していたのか。それからどんな気持ちで特攻隊員の話を聞いていたのか。おばちゃんの気持ちを考えると、おばちゃんの愛しか感じなかったです。もし自分が明日死んでしまうという分かっている恐怖はどんな気持ちなんだろうとか、沢山想像しました。
今の日本は平和だがらこそ、明日死んでしまうかもしれない恐怖や明日特攻に行って自分は死んでしまうということはないから、誰もそんなこと毎日考えないで過ごしているけど、この当時の人達は明日死んでしまうかもしれない恐怖を毎日味わっていたんだろうなと思うとすごく悲しくなったし、本当に今の自分達は幸せで、恵まれているんだなあと思いました。
私が1番印象に残っている場面は、隊長の娘さんが富屋食堂を訪れて、「お父さんもいってしまうのですか!」といって泣いていた場面です。
私はこの場面を私の父に重ねて考えてみました。もし私の父が明日特攻に行ってもう帰ってこないと知ったらどうなるんだろうと思いました。絶対になんでお父さんが?!という怒りと悲しみでたまらないだろうと思います。
この作品をみて、今の私たちがどれだけ幸せなのか、もう2度とこんな思いをしないようにするにはどうすればいいのか、たくさん考えていく必要があると思いました。役者さんの演技もとても引き込まれるもので感動したし、すごかったです。第二部は踊りのショーで、いろんなジャンルの曲で踊っていました。日本舞踊の扇子の使い方が本当に目で追いつけないくらいすごく素早くてきれいでした。曲に合わせて動いて表現しているところの表現がすごく参考になりました。狐のお面を後ろを向いた時に素早く外したりまたつけたりしていたところがすごい技術だなと思いました。また観に行きたいです!
りら創造芸術高等学校HP
関連記事
-
-
地域デザイン授業記録簿 林業特別授業 第1回 特用林産物
今回の授業は和歌山県女性林研の皆さんにご協力いただき3回にわたり林業や山の生活を学びま
-
-
りら工房からビックなお知らせです!
こんにちは!LYRAFactory(りら工房)からビックなお知らせです!! LYRAFacto
-
-
「後期総合授業発表会」のリハーサルがありました。
みなさんこんにちは!学校のある地域では、最近よく雪が降っています。みなさんもまだまだ寒さには気をつけ
-
-
2022年度中学校公演が始まりました!
昨年度に引き続き、今年度も計5校の中学校の文化行事・文化鑑賞教室にお招きいただきいただきました。1
-
-
後援会役員会が開催されました
9月7日19時から紀美野町総合福祉センターにてりら創造芸術学園後援会の役員会が開催されました。 後
-
-
2013世界民族祭in真国≪紀美野町≫
「世界民族祭2013 終了!」 2013年10月19日(土)20日(日)の2日間 本校校舎を会場に、
-
-
春フェスティバル開催!
4月29日(日)、本校では春の学校説明会及び、春の特別コンサートと題して「春フェスティバル」が開催さ
-
-
12月14日 シンポジウムで生徒が納豆文化の発表
12月14日日曜日に選択授業「地域デザイン」の生徒と指導教員が 高野山大学で開催される文化シン
りら創造芸術高等学校HP
- PREV
- モクロウプロジェクト 夏の研修
- NEXT
- ミュージカル「流れる雲よ」の観劇を行いました