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オーガニックコスメ製作【⑤OEM企業探し】

公開日: : 最終更新日:2022/03/03 りら工房, オーガニックコスメプロジェクト, 最新情報

※オーガニックコスメ製作の前回のブログはこちら

 4月になり、新たに2021年度が始まったときに、新たなメンバーが選択してくれ、総勢10名でオーガニックコスメの商品化をしていこうと決めました。
私たちメンバーは、精油を沢山作るためにかやの木を探す班と、商品製造をしてくれる化粧品会社を探す班の二つに別れました。
ここでは、そのうちの化粧品会社探しについて書いていきます。

 私たちが作りたい「販売できる商品」としての化粧品は、厚労省の認可を得た施設で作られたものでないといけないとのこと。
その施設を、学校の施設でまかなうことは不可能だったので、自分たちが考えているオーガニックコスメを作ってくれる製造会社を探す必要が出てきました。

 そこでまず、化粧品を作ってくれる会社をネットで探し、片っ端から電話をかけてみることにしました。

電話をかける様子

その中で最初に電話をかけさせていただいた会社では、私たち高校生が販売まで持っていくとなると、薬事法などに引っかかりこのままでは販売出来ないことになってしまう、という事を指摘されました。
また会社では、ハンドクリームを作るところ、パッケージを作るところ、中身を容器に詰める行程の工場はそれぞれ別の場所でしないといけない。なぜなら工場では大釜で大量生産するため、小ロットで私たちの製品を造ることは出来ない、という指摘もありました。
他にも、手作りコスメの販売については、作るだけなら自由だが、利益を産むなら違法になってしまう事や、販売ルートを決めるのに3ヶ月から半年かかるだろうということを教えてくださる会社もありました。

会社を調べていたら『OEM企業』というものを知りました。
OEM企業とは、
O→Original(本来の)
E→Equipment(製品)
M→manufacturere(製造業者)
すなわち、オリジナル製品の製造業者の略で、自社で製造した製品を、他社ブランドで販売する製造業者の事です。
私たちの求めていたものは、まさにこれだ!と気づき、OEM企業なら私たちの考えていることができると理解したので、OEM企業に電話をかけました。

その中で私たち高校生が作る化粧品に、興味を持ってくださった企業がありました。
その企業さんは何度もZoom会議をしてくださり、化粧品製造に関する基礎的なことをたくさん教えてくださいました。
それに、夏場の気温に耐えられるのかなどの実験した方がいいというアドバイスをいただき、試しに試作品を夏場に車の中に入れてみると、1時間で溶けて液体になってしまったこともありました。

会議を重ねるうちに、私たちが考えている化粧品の原料として使いたいカヤの精油を使うと、商品を作ることができないと分かってきました。
カヤの精油は私たちが自分たちで抽出するもので、Zoom会議の時点ではまだ抽出できない季節だったので現物がなく、先方の企業の方が私たちに確認しながら色々と調べてくださったのですが、「カヤの精油は化粧品原料リストにはありません」とのことでした。
代わりの香りを使うなどいろんな提案もいただき、自分たちで香料を探しましたが、やはり「町内の未利用資源であるカヤの香りがいい」という結論になり、また途方に暮れてしまいました。

しかし、私たち高校生が企業に電話した時、お電話した企業の方々が高校生だからと言ってぞんざいな対応をされることは一切なかったのがとても嬉しかったです。
私たちも、興味を持ってもらうためにどんな風に話せばいいのかなど、電話対応に関わるいい経験が出来ました。

 ならば、カヤの精油を化粧品リストに入れてもらえばいいのでは?ということで、化粧品原料などについて詳しく調べることにしました。
そこで、和歌山県工業技術センター・薬業振興部の宮井部長様から化粧品の製造の基本を教えていただき、新たな素材を化粧品原料のリストに加えるには、3年ほどの月日と多額の費用が掛かること(安全性などの専門的な実験や調査が必要であること)を教えていただき、途方もない作業であることが分かりました。

やっと見つかったOEM企業でしたが、また振り出しに戻ってしまいました…。

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