りら地救DAYオンライン開催の御礼
先日オンライン開催した「りら地救DAY」は、りらの授業=SDGs委員会で半年前から生徒、教職員で取り組んできたものを、夜間にも関わらず“リラサポーターズ“のみなさんが、何度も担当の生徒と会議を重ね、多くのコンテンツを含んだ企画にまとめ上げ、用意していた学校行事でした。
コロナの状況が急変して開催が厳しくなってからは、毎日開催の是非や方法について話し合い、当初用意していた企画やコンテンツが変更に次ぐ変更となり、生徒たちが休みも返上して毎日遅くまで練習していた演劇の構成変更や、その他のコンテンツがほとんど実施できない残念な状況となってしまいました。
しかしそれでも舞台創作活動を教育の中心に置いている“りら“としては、「舞台は幕が開くまで諦めない」、都度やれることを考えて実行に移す」、「ギリギリまで出来ることを考える」という、いつも生徒たちに伝えている言葉通り、生徒達も繰り返される変更に心が折れそうになりながらも、その都度状況により応じて、切り替え、踏ん張り、考え、話し合い、そして精一杯のやれることを行動に移し、進めて来ました。
「まだまだ出来るかもしれない」と、毎日遅くまで休みも返上して取り組んだ演劇の練習、SDGsの課題を明らかにするため、休日に海岸に出かけて、流れ着いたプラスチックやゴミを拾って来て制作した作品の数々、殺処分される動物問題、食品問題、環境問題について、それぞれの授業で取り組んできたtんじ内容などをポスターにまとめて、休日に自転車であちこちの店に貼っていただくよう1日かけてお願いに走った日々、内容に沿っているかを何度もやり直し、チラシを制作した生徒、何万枚ものチラシを作って各市町村ごとに分別し、就業時間を超えて何度も走った教職員達。よりこの企画を盛り上げてあげたいと、夜に会議に出席してパン屋さんを十数件も生徒たちと回り、当日の販売を取り付けてくださった“りらサポーターズ“の皆さん。ここに書ききれないほどのたくさんの方が協力してくださいました。
思いをカタチにして行く過程は、思っている以上の時間と労力かかります。
初めての企画となれば、なおさら、今までの経験が活かされるところとは別に、新たな取り組みに苦労することも多く、やり直しの数々です。それも承知の上で始まったSDGS企画がコロナに直面してしまい、さらに困難な状況に陥ってしまいました。
しかし、教職員も特別講師の方々も、生徒達の思いを実現すべく、共に考え行動し、最後は生徒のメッセージと演劇の収録、配信、数々の美術やそれぞれの授業で取り組んだ展示作品の収録、配信となりましたが、講師の先生方も、皆さん最後まで力になってくださいました。
本来は地元紀美野町文化センター“みさとホール“での、演劇舞台発表、作品展示の予定でしたが、開催場所を学校に変更し、せめて保護者の方々にご覧いただけるようにすすめていきましたが、残念なことに無観客での配信となりました。また、著作権の問題から、収録したものも全部の配信までもが叶いませんでした。
収録については、講師の先生方も駆けつけてくださり、早朝から1日で終える予定の収録に、夜遅くまでお付き合いくださいましたことは、感謝の念に堪えません。
私は、最初からその全ての流れを見て来ましたが、生徒、教職員、講師の方々、サポーターズの大人の皆さんなど多くの力が合わさって、本当によくできた、よくここまでこれた、とつくづく思っています。
大変な状況の中、諦めなかったこと。どのようにして自分達の思いを伝えることができるのか、どこまですれば自分自身で納得ができるのか、生徒たちがそれらに最後まで向き合うことができたことで、彼ら、彼女らにとって、本当に学びの多い行事であったと確信しています。
コロナの大変な状況の中、重なる変更でご迷惑をおかけすることも多かったと思いますが、このように多くの成果を得て、無事に終えることができたことを、ここにご報告させていただきます。
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