真国丹生神社にて御田の舞と奉納があります
2月25日(水)11時から(御神事は10時30分から)、学校のすぐ近くにある真国丹生神社で「真国御田春鍬規式」の奉納があります。
真国御田春鍬規式は「 真国御田の舞」呼ばれ、五穀豊穣を祈り旧暦の1月7日に奉納する予祝芸能として真国丹生神社に600年以上前から伝わっているものです。
二人の主人公が狂言風に演じられるなかに、唄や所作があり、古代の稲作ミュージカルのようなものです。
600年というと能が生まれたころより古く。現代の伝統芸能の原型ともいえる貴重な無形文化財です。
少子高齢化や時代の流れの中で途絶えていた御田の舞を一期生の先輩が「卒業研究」の一環で復活させました。
以来、先輩から後輩へと生徒間で受け継がれています。
私たちは、真国御田について、単に技術を伝えるだけでなく、地域や私たちにとってどういう存在かを後輩に伝えることを大切にしています。
御田は本来、学校だけでなく地域で継承されるべき芸能です。しかし地域で御田が継承されていたのは戦前までです。
長い時間が過ぎた今、御田を地域に戻すことは簡単なことではありません。
いつの日か御田を地域の方と共に演じることを夢見て大切に受け継いでいきたいです。
歴代御田の写真
昭和18年 花野原地区による御田の古写真 ※森下氏所蔵
そして!!!いよいよ後期総合授業発表会本番が迫っています。気持ちが高ぶる中、着々と準備を進めています。
先週の2月18日(水)、19日(木)の放課後、二日間にかけて、本番と同じ舞台上でリハーサルを行いました。
いつもとは違う舞台の踏み心地を確かめ、それぞれが最終調整をしながら、みんなで4時間という超大作をいかにお客さんに楽しんでもらえるかを、必死に考えながら挑みました。
「本番直前まで成長して下さいね。」という校長先生からの言葉をリハーサルの最後にいただき、
あらためて身が引き締まる思いをしたリハーサルでした。
今週は、総合授業発表会だけでなく24日にはラジオ生放送、25日には御田舞があります。
忙しい中での発表会の準備ですが、一生懸命がんばります。応援よろしくお願いします!!!
※後期総合授業発表会詳細
会場:りら創造芸術高等専修学校 体育館 特設ステージ
日時:2月28日(土) 開場12:30~ 開演13:00~
送迎:JR岩出駅 12:00 和歌山電鐵貴志駅 12:20 (※要予約 073-497-9111)
内容:授業発表(教養教科・造形芸術教科・舞台芸術教科)
料金:無料(※出店での飲食有料)
りら創造芸術高等学校HP
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