地域デザイン 葡萄櫨の原木調査 「県の視察2回目 実の採取及びお墓調査」
公開日:
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最終更新日:2017/12/23
地域デザイン授業記録簿, 最新情報, 葡萄櫨の原木調査
2017年10月27日 金曜日
櫨の実には油が含まれています。この油は、木蠟と呼ばれロウソクや鬢付け油として人間に利用されています。また、英名をJAPANWAXといい、日本を代表する植物蝋です。
この油は、鳥たちにも大人気で、地域の方の話では、「雨の前に鳥がよくこの実を食べます。そうすると雨の日でも水を弾いて飛びやすいのでしょう」と言われていました。
今回は、県の林務課の方と鳥に食べられてしまう前に、葡萄櫨の原木から実を採取しよう。ということになり再び「葡萄櫨の原木」を訪れることになりました。
参加メンバーは、ワクワク班のメンバーと高野山大学の森本先生、授業「映像表現」の選択生とカメラマンの特別講師の宝門先生です。
今回も県の林務課の方々と紀美野町教育委員会の教育長はじめ、天然記念物にお詳しい町の関係の方も同行いただきました。
町としても保護について検討するとの旨のお言葉を頂きました。
今回は調査が比較的早めに終ったため、木の国山林時報でも紹介されていた、(詳しくはこの記事を参照してください)原木の発見者「勇三」さんのお墓を確認に行きました。
勇三さんは若い頃、 葡萄櫨の原木を発見し大切に守り育てた。と言い伝えられています。
勇三さんが明治6年に亡くなった後、葡萄櫨は地域の経済を支えました。
以前聞き取りをした地域のおばあさんは「私が女学校を卒業できたのはこの櫨のおかげや」と言っておられました。
木の国山林時報には、その功績を称えて、全国に葡萄櫨を伝える活動をされていた山本直治郎さんという方が、お墓を贈ったと記されています。
いったいそのお墓はどこにあるのか?
最初に原木のことを教えてくださった湯谷さんに聞いたところ、「浦の山に墓地があるから、そこにあると思う」との情報を頂き、早速捜索を開始しました。
一つ一つ確認していきました。
古いお墓のため、字はほとんど読めません。
文書から得た情報をもとに一つ一つ丁寧に確認していきました。
ひとつのお墓に目が留まりました。
墓石には下のように書かれています。
右 Yさん
右 明治6年10月6日俗名□勇三か?
中央 右 観月道阿信士 ←勇三氏の戒名か?
中央 中 先祖累代霊位
中央 左 観光妙覚信女 ←勇三氏の奥様の戒名か?
左 右 施主 大日本帝国 櫨種改良員 山本 直治郎
情報をもとに探していたから、読み取ることが出来ましたが、無ければおそらく見つけられなかったと思います。
とても充実したフィールドワークを行うことが出来ました。
過去の葡萄櫨の原木調査に関するブログ↓
りら創造芸術高等学校HP
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