地域デザイン 葡萄櫨の原木調査「県による視察」
公開日:
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最終更新日:2017/12/23
地域デザイン授業記録簿, 最新情報, 葡萄櫨の原木調査
2017年10月13日火曜日
地域デザインの授業で、鞍ワクワク班のメンバーで、葡萄櫨(ぶどうはぜ)の原木に県や地域の方をお連れしました。
「貴重な原木が竹林に覆われていて、日が当たらない状態である」ことをブログで確認した和歌山県の林務課の方が
「状態を確認したい。」と申し出てくださり、今回の現地調査が実現しました。
また今年度から、和歌山県の過疎対策事業で葡萄櫨について取り組んでいる「志賀野さみどり会」からもメンバーの方が同行してくださいました。
道は、いつもどおり大変な山道です。
道なき道を進んでいきます。
現地に到着したところです。
竹に覆われ、上部は見通しがきかない状況でした。
この場所が、数十年前まで軽トラックでも通ることのできる立派な道だったそうです。
志賀野さみどり会の方が「おばあちゃんが亡くなってから誰も手入れしなくなり、道も消えていった」と言っておられました。
調査のために、周辺の竹を切ることになりました。
老木のため、周辺の環境を変えすぎないように竹を切りました。
原木の状態を確認しています。
上を見上げると、先端に生きた葉や実を確認することが出来ました。
黄色く色づいているのが櫨の葉です。
櫨の樹は、陽樹と呼ばれ、成長に十分な日光が必要になります。
現状では、根元に十分な日光が当たらず、竹の高さと同じくらいの先端だけに葉がついている状態であることがわかりました。
今回の調査で、県の担当の方や地域で「櫨を活用した地域づくり」を行う方々などに原木を確認していただくことができました。
今後、地域と連携した保護活動を通して、この原木が地域の活力になると素敵だと思います。
過去の葡萄櫨の原木調査に関するブログ↓
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