校外活動 葡萄櫨収穫の見学
公開日:
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最終更新日:2017/12/23
地域デザイン授業記録簿, 葡萄櫨の原木調査
2017年11月28日 午前8時30分
志賀野地区で和ロウソクの原材料「ぶどう櫨」の収穫を行う87歳のおじいさんに同行させていただき収穫風景の見学をさせてもらいました。
4輪駆動の車で揺られること10分あまりで、山頂に到着。
朝日に照らされてきれいな山並みが広がっています。
中央に見える1本の樹が「ぶどう櫨」です。
葡萄のように実ることからその名が付いたとされています。
葉は、きれいな紅葉になる陽樹です。
おじいさん曰く、「今年は裏作」だそうで実りは少ないようです。
今日は授業「映像表現」を選択する生徒と、特別講師の宝門先生によって撮影も行うことが出来ました。
高さ5m以上になる樹に、籠とカンギ(返しが付いた木の棒)を持っておじいさんが登り始めます。
櫨の樹は、弓矢の材料となる樹です。
当然「しなる」性質を持っています。
おじいさんは折れないように慎重に実を収穫していきます。
収穫された実は製蝋所で1年間寝かれた後、油を抽出し「木蝋」となります。
木蝋の英名はJAPANWAXと呼ばれ日本を代表するwaxです。
葡萄櫨の主産地である当地で、毎年この実を収穫するのはこのおじいさんだけになってしまったそうです。
このぶどう櫨は一本の原木から生まれました。
その原木は昭和初期に天然記念物に指定されていましたが、昭和30年代に「枯死して跡形も無い」と町誌に表記されています。
りらの授業「地域デザイン」で今年2月から続く調査で、その原木が生き残っていた可能性が高いことが分かりました。
その内容を記録したブログを以下にアップしています。
りら創造芸術高等学校HP
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