地域デザイン 地域フィールドワーク 志賀野ベース写真展見学&和紙工房あせりな見学
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地域デザイン授業記録簿, 最新情報
今回の地域デザインの授業は、「志賀野ベース」で開催された写真展「志賀野の調べ」を見学に行きました。
志賀野ベースとは、紀美野町東野で地区の魅力を発信するため、地元NPO「未来de志賀野」がコンサートや展覧会、ワークショップに使える交流拠点として古民家を改修した場所です。
今回は、未来de志賀野の代表大隅様の御厚意で特別に展示会場を開放していただきました。
見た目は、普通の古民家のようです。昨年末から地域の皆さんが中心になって改装したそうです。
真新しい畳の上に作品が配置されていました。
キャプションが効果的に配置されていたのが印象的でした。
花、落ち葉や背景など、ここで撮れたとても綺麗な写真ばかりでした。
手漉きの和紙に直接印刷された作品もありました。
写真を、天井から吊るされ凸凹に加工した和紙に投影しています。
凹凸で写真が動画のように揺れ動き、不思議で魅力的な展示になっていました。
お話を聞いたところ、初めは揺れるように写真を見せるつもりは全く無かったらしいのですが、和紙を吊るして写真を投影してみると動いて見えて、「これいいなぁ!」となったらしく、和紙が揺れるよう、部屋の隅に扇風機が置かれています。
裏から見ると、また違った見え方をしていてどちらもとっても綺麗でした!
展示部屋の裏を進むと、ジブリ映画「となりのトトロ」でしか見たことがないくらい今では珍しい「へっついさん」がありました。実際にお米を炊けるそうです。
このお釜で炊いたお米はとっても美味しいそうです。
井戸の水は、この時期でもとても冷たく、果物を冷やしたりする用途にも十分に使えそうでした。
この井戸の水でお米を炊いたらもっと美味しいだろうなぁ…と想像しながら見学させて頂きました(笑)
この写真展を見学しているときに、作品を引き立てるのに一役買っていた「手漉き和紙」を作る工房が近くにありオープンしているとの情報を得ました。
是非見てみたい!ということになり、志賀野ベースから車で5分(ドーシェルさんから車で2分)。釜滝薬師さんのお隣の「工房あせりな」さんの見学に行きました。
こちらも古民家を改装したおしゃれな作りになっていました。のれんが和紙なのがとっても印象的で、京都に来たような雰囲気がしてとても落ち着きました。
原材料となる楮(こうぞ)は、県外から取り寄せ、一本一本ゴミを取り除き使用されているそうです。
紀美野町には、紙の原材料になる楮の原種でもあるヒメコウゾが無数に生えているらしく「紀美野町で原材料を作りたい」とおっしゃっていました。すてきな試みだなあ~と感心しました。
今回も同行いただいた特別講師で高野山大学の森本先生によると高野山では、昔から紙の消費が盛んだった。そうです。
一説によると世界遺産「細川紙」のルーツは高野山麓の紙にあったそうです。
高野山の寺領であるこの場所で紙漉きが復活したら素敵だと思います。
紙づくりの工程をご説明頂いています。
5日間の手作業を行い丁寧に作った原材料で、たった100枚の紙しか漉けないとのことでした。
もうすぐ体験ワークショップを行うこともできるようになるとのことでした。
生徒たちからは「やってみたい!」という声がたくさん聞こえてきました。
以後、学校と相談したいと思います。
隣接しているお店には、和紙を活版印刷でデザインした、おしゃれなメッセージカードが売られていました。
普通の和紙を売っているお店よりも値段がとっても安かったです。和紙は、普通の紙で印刷するよりも和紙でしか出せない味があるし、メッセージカードを作るのにも可愛いしオシャレだと思ったので、ぜひ買ってみては?と思いました!
今では、珍しい活版印刷の文字がとても印象的で、購入する生徒もいました。
りら創造芸術高等学校HP
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