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地域デザイン 葡萄櫨の原木調査 「和歌山県の年輪調査に同行」

公開日: : 最終更新日:2017/12/23 地域デザイン授業記録簿, 授業紹介, 特別授業, 葡萄櫨の原木調査

2017年12月14日午後、林業試験場や文化遺産課、海草振興局林務課、志賀野さみどり会のみなさんなど多数の方が参加して、過去最大の調査活動を行いました。

りら創造芸術高等学校からは、授業「地域デザイン」のわくわく班の2名と鞍先生が参加しました。
_MG_4302

今回の調査は、地権者の方に許可をいただき「葡萄櫨の原木」と思われる樹の年輪を「成長錘」と呼ばれる森林調査用器具を使って計ります。

原木であれば172歳以上の日本最古の葡萄櫨ということになります。

この調査により「和歌山県史跡名勝天然記念物調査会報告」にある原木発見の時期(天保年間)以前に生まれた樹であるかどうかを確認し、元天然記念物の原木である科学的根拠を得たいと考えています。

 

IMG_4295

年輪は、太陽の当たる方向の間隔が広くなっている可能性もあるため、

まずは、針金を使って樹形をトレースし、年輪の中心を予想します。

 

この樹は、二股に分岐しており、どこが中心なのか?の判断が非常に困難でした。

「成長錘」はネジの中心に空洞がある構造をしており、ネジを挿入しながらその空洞中に年輪標本を蓄える。という仕組みで、生きた樹の状態で年輪を計ります。

樹に対する影響を最小限に抑えるために、カビなどが発生しにくい冬に行うのが良いとされています。

作業の前には、道具や手を消毒して取り掛かります。

 

_MG_4344

一箇所目は、途中からハンドルが軽くなり、「中で腐食が進んでいる可能性がある」とのことでした。

取り出してみると、標本は黒くなっており、年輪を確認するのは難しそうでした。また、穴を開けた場所には樹木用の殺菌剤を塗布しました_MG_4354

同じ要領で、場所を変えて計測にチャレンジしました。

 

_MG_4361

硬い材質なので、抜くのに苦労しました。

サンプルは、その場で読み取ることが困難だったため、林業試験場の方が持ち帰り、今後検証することになりました。

今回、調査を通して林業試験場や天然記念物登録の関係部署でもある文化遺産課など、多くの関係者の方にこの櫨を見ていただく機会となりました。

参加された

関係者の方からは「この可能性を秘めた櫨は、地域のシンボルツリーとなって地域活性化に活用されることを期待します。」

と激励してくださいました。

この葡萄櫨を含めた授業「地域デザイン」の授業報告を和歌山大学観光学部で12月20日におこないます。

紀美野町やりらの関係者が参加対象となる公開授業となりますが、関心があり聴講を希望される方は、りら創造芸術高等学校(073-497-9111)までお問い合わせください。

人数に限りはありますが若干名の参加が可能です。

  名 称:高大連携ゼミナール

  日 時:平成29年12月20日(水)13:00~16:30(予定)
場 所:和歌山大学基礎教育棟2階G-203教室 [和歌山市栄谷930]
内 容:【話題提供】①学校紹介映像 ②「地域デザイン」研究実践報告(無人販売・ブドウハゼ・納豆食文化)
【意見交換】ワークショップ型熟議「地域資源を活用した地域活性化の可能性」
出席者:りら創造芸術高等学校・山上範子校長、鞍雄介教頭、天翔りいら特別講師/「地域デザイン」選択生
和歌山大学観光学部・藤田武弘学部長、大浦由美教授/「農山村再生ゼミナール」学生
紀美野町関係者(自治体職員、教育関係者、地域づくり関係者等) 他

これまでの経過に関しては、以下のブログで詳細を報告しています。
関心がある方は是非ご確認ください。

りら創造芸術高等学校HP

りら創造芸術高等学校(平成28年4月開校)WEBサイト

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