【コラム】2025年度 進路速報
今年度(2025年度)の高校3年生が、進路決定までに取り組んできた舞台や授業での活動で、どのような進学先に決定しているのかを特集したコラムです。
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杉山さん:IPU・環太平洋大学 次世代教育学部 教育学科 総合表現コース 特待生 進学

【なぜこの進学先を選んだのか】
私はりらで、舞台で輝く先生や先輩などに憧れて「やってみたい!」と思い、これまでやったことのない舞台表現系の授業を選択しました。そこで表現することの楽しさを知り、舞台芸術により興味を持つようになりました。そして、これからの地球について考えるイベント「りら地救DAY」の代表を務め、世界の教育について考えたことや、インドや韓国など様々な国との海外研修や交流がきっかけで世界のことをもっと知りたいと思うようになりました。教員免許を取得し、いずれは芸術教育の分野でJICAなどの活動にも参加したいと考えています。
りらで学んだ舞台の経験を活かし、世界で活躍できる人になりたいと思い、舞台、教育、国際交流のどれもが学べる大学を選びました。
【進路が決まるまでのスケジュール】
2年生の夏からオープンキャンパスに参加し、最終的に決まったのは3年生の夏頃です。3年生の8月に進路を決め、9月に出願、受験、11月に合格しました。同月に大学が行っている奨学金制度の特待生試験にも挑戦し、最優秀グランプリをいただきました。
【りらの授業や活動で役に立ったと感じたこと】
私は総合型選抜入試の「感動体験アピール型」という形式で受験をしました。自分がこれまでやってきたことをプレゼンする形の受験方法でした。また、特待生の奨学金審査も同じくプレゼンの審査でした。1位に選ばれたのは、りらのミーティングなどで自分の意見をまとめてみんなに伝える経験や、舞台に立って大勢の前で自分を表現する経験を活かすことができたからだと思います。そして何より自分のやりたいことをちゃんと見つけられたことが進路に繋がったと思います。
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塚田さん:公立静岡文化芸術大学 文化政策学部 芸術文化学科 進学

【なぜこの進学先を選んだのか】
元々私は、りらに入学する前から地域づくりに興味がありました。そこでりらでは、地域デザインについてや、りらファクトリーによる地域探求の授業から人と人が芸術を通じて繋がるあり方を学びました。また、りらではみんなで協力して一つの舞台づくりに取り組んだことで、芸術が持つ「やりがいを生む力」と「人を繋げる力」を知ることができ、これらの経験を地域づくりにも活かして行きたいと思うようになりました。そこから将来は、芸術を通じて人と人とを繋げ、地域を明るくする活動がしたいと思い、芸術と地域づくりを結びつけて学べるこの大学を選びました。
【進路が決まるまでのスケジュール】
1年の時から少しずつ先生と進路についての相談をし、地域について学べる学校を教えてもらっていました。3年生の夏には、オープンキャンパスやオンライン授業体験に積極的に参加し、いくつかの候補から第一希望を決定しました。先生方のサポートももらいながら、受験科目である小論文や面接の練習を何度も行い、受験当日まで備えました。
また、国公立入試に役立つということから、英語スキルアップコースも受講し英検2級の取得に向けて学力も伸ばしていきました。無事、英検2級を取れたことも進学の後押しになりました。
【りらの授業や活動で役に立ったと感じたこと】
りらでは自分の興味を本格的に深められる授業が沢山あります。そういった活動の中で、芸術を通じた地域づくりという、さらに学びを深めたいものにも気付くことができました。りらファクトリーでの授業など高校生のうちから実践的な地域活動に参加できたことで、実感を持って語れる自分の経験も増えました。それによって自信を持って受験時の面接で話すことができました。
また、大きな舞台の上からや、中学生に向けたりらの体験授業の際など、自分の意見を発表する機会が多くあり、面接で笑顔でハキハキと話せたのはこれらの経験があったからだと思います。
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笹尾さん:神戸芸術工科大学 芸術工学部 生産・工芸デザイン学科 進学

【なぜこの進学先を選んだのか】
私は元々美術が好きでもっと技術を磨きたいと思いりらに入学しました。りらでは舞台セットの制作や舞台の裏方である音響で主に活動し、そこで自分の想いを表現する楽しさや、みんなで協力してひとつのものを創っていく喜びを学びました。この経験から将来、今度は自分が教員として誰かの想いに寄り添い、輝かせることができる人になりたいと思うようになりました。そのために芸術を通じて人に「伝える技術」を学びたいと思いこの大学に決めました。教員免許も取得できることも進学先の決め手になりました。
【進路が決まるまでのスケジュール】
3年生の春まではいろいろな大学のオープンキャンパスに通い自分の興味にあった場所を探しました。7月には今の学校に決め入試の対策を始めました。体験授業型の試験に対応するように、放課後の時間を使って立体造形の特訓を行いました。9月に出願をし、11月に合格しました。合格後は、授業や放課後を通じて冬の特待生試験に向けてデッサン力を更に磨いています。
【りらの授業や活動で役に立ったと感じたこと】
私はりらでの個人で取り組む創作や、集団でつくる美術、チームで取り組む裏方の活動など、さまざま活動の中で、先輩や先生方に自分の意見ややりたい事、大切にしたい想いを引き出していただき、新しい気づきや表現力を得ることができました。
大学入試ではテーマに沿った作品を制作し、その後グループディスカッションをしました。その際に舞台セット制作でのグループワークの経験や音響でメンバーをまとめていた経験が活かされました。活動をまとめたポートフォリオの制作は、りらの授業でつくった作品や大きなイベントで使用した美術制作の経験が多くあったため、載せ切れないくらい書けることがありました。
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大北さん:京都芸術大学 芸術学部 美術・工芸学科 文化財保存修復・歴史遺産コース進学

【なぜこの進学先を選んだのか】
私は中学生の頃から刀や文化財に興味を持っていて、博物館や美術館に行くことが好きでした。そこで、芸術について幅広く学び探求できることから、りらではりらファクトリーなどのアーツキャリア系の授業を多く取っていました。将来について考えたときに、文化財の近くで働きたいと考え、学芸員という職業を見つけました。学芸員の資格が取れる進学先を探し、文化財の保存・修復について学ぶことができると思い、進学先を決めました。
【進路が決まるまでのスケジュール】
2年生頃から学芸員の資格が取れる大学を探し始め、京都芸術大学に決めたのは2年生の1月頃でした。目標が決まってからは、学校で入試の課題対策として文章を書いたり、何度かオープンキャンパスにも参加したりしました。9月に体験型入試1期を受験し、同月中に出願可となり、11月に合格しました。
【りらの授業や活動で役に立ったと感じたこと】
私はりらファクトリーでの活動で地域のことや地域の方の話を聞く中で、地域の文化や大切にされてきたものを知ることができました。高野山へカヤ油の奉納をしたり、ブドウハゼを使ったオーガニックバーム「キノミノリ」の制作、販売をしたりなどの活動を通じて、地域資源や文化を知るだけではなく、それらを保存して、外に発信していく必要があると気付くことができました。この活動で「学芸員になりたい」という気持ちが大きくなりました。
また、入試ではグループワークでディスカッションが行われ、グループでプレゼンテーションを行いました。その際に、りらでのミーティングで人の意見を聞いたり、自分の意見を伝えたり、みんなの意見をまとめたりと、どう話し合いを進めていったらよいのかを経験から学べていたことが役に立ったと感じました。
りらのこれまでの進路実績は、こちら からご覧いただけます。
りら創造芸術高等学校HP
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