すわん江戸村公演観劇「知覧の母」
公開日:
:
最新情報
八月二九日(月)、海南市にある演劇集団・すわん江戸村の公演「知覧の母」の観劇を行いました。
第一部の演劇は、今年度の学校テーマである「戦争と平和」にちなんだ内容となっており、第二次世界大戦末期、陸軍最大の特攻機地があった知覧が舞台となった作品でした。当時、陸軍の食堂に指定された「富屋食堂」で、爆弾と往き道の燃料だけを積み飛び立っていく特攻隊員を支えた女将さんの物語に、戦争と平和に対するそれぞれの理解が深まる機会となりました。

【生徒の感想】
私は知覧の母の公演をみて、今まで感じた事がないような悲しくて複雑な気持ちになりました。
富屋食堂のおばちゃんが明日特攻にいってもう亡くなってしまう特攻隊員達にどんな気持ちでご飯を作っていたのか。どんな気持ちで送り出していたのか。それからどんな気持ちで特攻隊員の話を聞いていたのか。おばちゃんの気持ちを考えると、おばちゃんの愛しか感じなかったです。もし自分が明日死んでしまうという分かっている恐怖はどんな気持ちなんだろうとか、沢山想像しました。
今の日本は平和だがらこそ、明日死んでしまうかもしれない恐怖や明日特攻に行って自分は死んでしまうということはないから、誰もそんなこと毎日考えないで過ごしているけど、この当時の人達は明日死んでしまうかもしれない恐怖を毎日味わっていたんだろうなと思うとすごく悲しくなったし、本当に今の自分達は幸せで、恵まれているんだなあと思いました。
私が1番印象に残っている場面は、隊長の娘さんが富屋食堂を訪れて、「お父さんもいってしまうのですか!」といって泣いていた場面です。
私はこの場面を私の父に重ねて考えてみました。もし私の父が明日特攻に行ってもう帰ってこないと知ったらどうなるんだろうと思いました。絶対になんでお父さんが?!という怒りと悲しみでたまらないだろうと思います。
この作品をみて、今の私たちがどれだけ幸せなのか、もう2度とこんな思いをしないようにするにはどうすればいいのか、たくさん考えていく必要があると思いました。役者さんの演技もとても引き込まれるもので感動したし、すごかったです。第二部は踊りのショーで、いろんなジャンルの曲で踊っていました。日本舞踊の扇子の使い方が本当に目で追いつけないくらいすごく素早くてきれいでした。曲に合わせて動いて表現しているところの表現がすごく参考になりました。狐のお面を後ろを向いた時に素早く外したりまたつけたりしていたところがすごい技術だなと思いました。また観に行きたいです!
りら創造芸術高等学校HP
関連記事
-
-
【学校関連団体】2024年度 銀河の森舞台芸術学園・参加者募集
本校校長が学園長を務め、講師陣がワークショップを行う【銀河の森舞台芸術学園】が今年も開校することと
-
-
ミュージカル「流れる雲よ」の観劇を行いました
9月30日(金)、学校行事としてミュージカル「流れる雲よ」の観劇を行いました。「流れる雲よ」は、
-
-
真国御田米作り実践アートプロジェクト 稲刈り
10月2日水曜日、今年の6月に学校から1.5キロ程離れた休耕田をお借りして田植えした 「真国御田米作
-
-
《地域から引き継ぐ伝統芸能》御田の舞を奉納
こんにちは! 本日は3年生S,Aがお送りします! いつもりら活動ブログを閲覧して
-
-
後期総合授業発表会告知!第2弾
こんにちは! 今回は「後期総合授業発表会」に演目や展示を出す授業の紹介をしていきたいと思います
-
-
ほたるナイト2019
6月1日(土)11・12・13期生が今年度初めて取り組んだ校内イベント「ほたるナイト」が開催されまし
-
-
2014年 真国御田奉納
2014年2月6日、真国丹生神社の拝殿にて 「真国御田春鍬規式」(通称、真国御田)を奉納しました。
-
-
2022年度中学校公演が始まりました!
昨年度に引き続き、今年度も計5校の中学校の文化行事・文化鑑賞教室にお招きいただきいただきました。1
りら創造芸術高等学校HP
- PREV
- モクロウプロジェクト 夏の研修
- NEXT
- ミュージカル「流れる雲よ」の観劇を行いました