民俗学特別授業 「消え去ろうとしている歴史を守る」
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最終更新日:2017/02/02
地域デザイン授業記録簿, 最新情報
りらには、2・3年生の選択授業として「地域デザイン」という授業があります。
この授業は、地域の御老人に生徒たちがインタビューを行い、その成果を創作活動に活かすことを目的に
今春から開講した新しい授業です。
9月12日(金)地域デザインの授業の一環として、近畿大学文芸学部の藤井先生による、特別授業が行われました。
藤井先生は、この真国地域の周辺を、以前から民俗学の視点で専門的に研究しています。その研究の中で特に面白いと思ったものを、スクリーン上に投影される映像を元に、私たちに説明してくれました。
「牛」に関する説明では、昔は牛を使って田んぼを耕していたなど、「真国御田の舞」という真国地域に伝わる伝統的な予祝芸能にも繋がる所があり、御田の舞にも牛が登場しているのですが、当時の田植えの事が学べて、大変参考になりました。その他にも、「無縁仏の供養の仕方」や「山椒を使った鰻の捕り方」など、面白い内容の授業が繰り広げられました。
藤井先生は「あと10年もしたらたくさんの歴史が消えてしまう」と言っていました。FW(フィールドワーク・実地調査)を通して見える“消え去ろうとしている歴史”を、実際に自分で調べて、文章や写真として残すことで、歴史を後世に繋げていきたいと思います。
とても面白い内容の授業でした。ありがとうございました。
3年 H,N
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