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生徒総合発表会2011

公開日: : 行事

 平成23年年2月27日本校の体育館にて生徒総合発表会2011が開催されました。
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来場した300人以上の観客を前に、バンド演奏、ミュージカル、ダンスなどを演じきりました。最後のりら在学中最後の舞台となった3年生は「最高の舞台だった。お客様をはじめ一緒に作ってくれた後輩、支えてくれたたくさんの人にありがとうと言いたい」と涙ぐんでいました。
 本番を迎えるまでには演劇上演中止の危機やテーマとして掲げているGIFTについて「綺麗事じゃないの?」という全員が抱える疑問と不安など、たくさんの問題を乗り越えた末の舞台でした。
 当日の模様は、朝日新聞、わかやま新報両紙の紙面で紹介されました。また、わかやま新報3月4日版では朝刊の1面コラムしんぽう抄(朝日新聞でいうところの天声人語)では以下のように紹介されていました。
りら創造芸術高等専修学校での生徒総合発表会。3年生にとって最後の舞台となった。彼らの思い入れも相当なものだった。会場には多くの「りらファン」が集い、大げさだが、老若男女がステージに五感を働かせて集中させていた。次はどんな発表なのかなあ…そんな期待が会場にはあった。笑いあり涙ありの感動の舞台だった。
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感動はどこから
全ての演目が終わったとき、どうして涙が流れたのか。何があったのだろう。
一生懸命練習するのなら、今までだってしてきたはず。
でも、生徒が口々に言うのは、最後の一週間のことだ。
演劇は夜通し練習して、火曜のリハーサルで寝る人が続出。「それならもう夜は練習しないでくれ」といった
生徒代表の言葉から始まって、ひたすら話し合い。『自分にはできない』、『迷惑をかける』、
『支えてくれなかったのだから、苦労すればいい』、『まとまるなんてきれいごと』、などなど。
でも、それ以上に、「今までみんなでやってきたものを成功させたい!」という気持ちが今回は強かった。
どうにかさせてほしいと、演劇メンバーが頭を下げ、全員が全力で支えると言った。
その後も、校長に「できないと言うならもう演劇はやめなさい!」と言われ、生徒同士でぶつかり、
最後には生徒全員で校長にお願いをしにいった。
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そして、生徒たち自身で、最後の3日間は、泊まりこんで、みんなで舞台を作ろうと決めていた。
木曜と金曜は、朝から晩まで、生徒たち自身で各演目へのダメだし。
「本当に大丈夫なのか?」、「自己満足にならないか?」、「ちゃんと意見がいえるのか」、
というスタッフの問いをはねのけて、生徒たち自身が必死に改善点を指摘し、何度も何度も
繰り返して歌い、踊り、演じ、『できない』と泣き、話し合い、支えあい、一つ一つの演目を
完成させていった。
特に、人数が多く、一時はやりたくない!という人も多かったミュージカルは、3時間体育館に
全員でこもって、1週間前とは比べ物にならない出来まで完成させた。
映像はこの1週間、担当の3年生をはじめとした人たちが、夜通し製作にかかっていた。
最後の二日はほとんど寝ていない。それでも最後までやらせてほしい。後悔したくないと言い、
本番当日、開演1時間前に完成。
飾り付けの風船もどれだけふくらませたのか。
映像を効果的に見せたいとの希望を受けプロジェクターを夜中に必死で舞台の上に取り付けた。
照明の球が切れた。のどが痛い。足をひねった。大道具が壊れた。プリンやウィルケーキが終わらない。
厨房でずっとプリンづくり。
もっともっと多くのエピソードとそれぞれのストーリーが、この一週間うねりとなって巻き起こっていた。
感動は、どこから来るのか。作業を夜まですればいいのか。生徒たち自身がすればいいのか。
きっとそうではないと、生徒の誰もが感じているのではないだろうか。
その答えを求めて、来年もまたまっすぐ走り続けていければと思う。
教員 祐輝
生徒感想文 「総合発表を終えて」
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発表当日まで、1日1回は泣いて泣いて感動したり悔しかったり辛かったり嬉しかったり
楽しかったりイロイロな感情が毎日、交差して1つ1つが思い出です。
だからこそ、各演目が終わるごとに涙が出そうになったりエンディングの写真を見た瞬間、
涙が止まらなくなったりと自分でも驚くほどでした。
これからもこの気持ちを忘れずにどんなイベントでも全力でやりたいと思います。
2年生 女子
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生徒感想文② 「総合発表を終えて」
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総合発表はとても充実した1日になったと思います。
僕は最初から最後までほとんど裏方として照明オペレーターをやっていてみんなの舞台を
見ていたけど、みんなが笑顔でやっていたので僕も楽しかったです。
後、演劇はみんなに迷惑をかけたりしたり役者が減ったりして1回無くなりそうになったけど
舞台が完成したことは演劇のメンバーの1人としてとても嬉しかっです。
最後のエンディングの時に泣くつもりはなかったけどりらに入る前までは親に迷惑をめっちゃ
かけていたりしたのと、友達や先輩が一緒に舞台を夜遅くまで作っていたりしたのを思いだし
て友達と一緒に泣いてました。
来年は今年以上の舞台をして今の3年生を驚かしたいです。
ほんまにめっちゃ楽しかったです!
1年生 男子
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生徒感想文③ 「総合発表を終えて」
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今回の発表ではダンスの振りを間違えて心残りはありますけどたくさんのお客様が来て
くれて嬉しかったです。
座る席がなくて途中で出て行くお客さんもいたのでそれは悲しかったです。
 今回の総合発表会が来るまでにいろんな事があって、いっぱい笑って泣いて、
夜遅くまで作業して大変な一週間でした。
それに初めてバンドでドラムをさせてもらえて、「間違えやんかなぁ」とかいろいろ不安は
ありました。ドラムがおもうようにできなくて嫌になったこともありました。
でも、バンドメンバーが支えてくれたから、最後まで諦めずに頑張ることが出来ました!
みんなに感謝しています!
それと、今回いろいろあってみんなで話し合いして、普段じゃぁ聞けないことが聞けて自分の
中で何かが変わった気がします。
前まではイベントがあるからやる、やらなあかんからやるとかだったんですけど、その話し
合いから積極的にいきたいと思えるようになりました。
自分にできることがあれば進んでやりたいと思うし、手伝えることがあれば手伝いたいです。
イベントではただ発表するだけではなくて、想いを届けてお客さんにその想いが伝わると
いいですし、私たちの発表をみて何か想ってくれたら嬉しいです!
今回の総合発表会でいろんなことに気づかされました。4月からは新しい仲間がはいってくるので、
3期生と5期生と仲良く楽しく協力しあってやっていければいいなぁと思います。
もうすぐ三年生が卒業しちゃいますけど、今度、舞台を見に来てくれたときにあっといわせる最高の
舞台をつくっていきたいと思います!
これからもよろしくお願いします!ありがとうございました。
1年生 女子
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