*

櫨と榧についての発表を行いました!

2025年10月4日に「レプリカを作る博物館」を運営するアンフィ合同会社主催の「サイエンスカフェinきみの 櫨と榧の再発見」にて、りらファクトリーが発表を行いました。

この会ではりらファクトリーの前にも2名の発表がありました。
まず、近畿大学生物理工学部の堀端章先生による「紀美野町内のヤマハゼと櫨の遺伝的つながりの最新研究」。
これは、自然発生的に存在するヤマハゼと、和歌山には鹿児島から伝来したとされている櫨、そして紀美野町に原木があるブドウハゼについてのDNA分析とそこから考えられる考察のお話でした。
そして、現在アンフィ合同会社でボランティア研究員をされている、りらの元教頭先生である鞍雄介氏による「紀美野町内で見つかった和歌山県内最古の榧の接ぎ木個体」のお話。
このお話のメインである榧の木は、りらファクトリーでも先日榧拾いにお邪魔したお宅のもので、身近な木に関しての研究発表に驚かされ、また気を見る目が変わりそうなお話でした。
りらファクトリーからは「キノミノリ 高校生が地域の恵みを再発見」と題して、これまでの櫨と榧に関する活動報告や今後の展望などをお話ししました。
その後、参加者の皆さんとのカフェセッション(質疑応答)があり、参加者の中にも櫨や榧の研究や探究活動をされている方がたくさんいらっしゃったこともあり、盛んな意見交換が行われました。
新たな知見もたくさんあり、実り多い一日となりました。

ご参加いただいた皆様、また会を主宰してくださったアンフィ合同会社の皆様、本当にありがとうございました。

以下、生徒の感想です。

今回サイエンスカフェきみのでブドウハゼとカヤについての発表を行ってきました。
会にはたくさんの方が集まっていらっしゃいました。発表してくださった堀端先生をはじめ、近畿大学の藤井先生や西浦さんなど、ブドウハゼやカヤの研究・探究をされている方。紀美野町や九州でハゼの栽培に携わっていらっしゃる方。香料やお菓子作りなどでカヤを利用し、生活に彩りを与えてくださっている方。写真家兼映画監督で様々な場所へ取材に行っている大西さんや、坂口部長、紀美野町町長、教育長さんもいらっしゃいました。そして紀美野町の自然を伝えているアンフィの方、何より地域の方にお越しいただき、行われました。そのほかにも本当に多くの専門家の方がいらっしゃっていて、このような会に参加できたことを本当に嬉しく思いましたし、とても充実した時間だったと思います。
堀端先生のお話で一番印象に残ったのは、やはり最後の「人の行動が植物の繁殖等に大きな影響を及ぼした」という考えです。ブドウハゼは人が広め、人が持ち込み、人が育てた栽培品種であり、人が干渉した歴史もとても長いものであるので、DNA的な視点と人文科学的な視点の両方がハゼを紐解いていく上で大切だと感じました。
鞍先生は、普段行っている棚田の榧の木が接木であるというお話をしていただきました。今まで意識していなかったのでとても驚きました。たしかに違う葉の木が根っこから生えていました。雌を作るために接木をしたのではないかという考察も面白かったです。
私たちの発表は、見た方にわかりやすかった!などとお声がけをいただき、とても嬉しかったです。
今後、この地域でのブドウハゼとカヤの価値が今以上に広まってほしいと思います!
(T・M)

サイエンスカフェに参加して、思っていた以上に来場者がすごく多くてびっくりしました。参加された人も知っている人が多く、たくさんの人が話しかけてくださって、いろんな人と榧やブドウハゼのことについてお話しをできてとしても良い時間でした。
鞍先生などの発表も、難しい部分もありましたが、榧やブドウハゼの歴史などをもっと奥深く理解する機会になって勉強になりました。
発表はすごく緊張したけれど、りらファクトリーの活動に興味を持ってくださる人が多くてうれしかったです。こんなにもたくさんの人が榧やブドウハゼに興味を持っていたり、関わっている人がいるんだなと改めて感じました。
自分たちがしている活動も、地域の方々やいろんな人と繋がりや、助けがあってできている活動だなと改めて思いました。そしてもっとこの活動をたくさんの人に知ってもらいたいと思いました。
ブドウハゼが変化していったのも、人の活動が遺伝子の拡散に繋がっているという話を聞いて、人の動きが自然にも影響しているという解説をされていてすごく興味深いなと思いました。
榧もブドウハゼも古くから人々の生活に親しみのあったものだということをより知ることができ、昔からすごく大事にされていたんだなと感じました。
これからももっと紀美野町の地域活性化につながるような活動をしていきたいです。
(F・K)

りら創造芸術高等学校HP

りら創造芸術高等学校(平成28年4月開校)WEBサイト

りら創造芸術高等学校HP

関連記事

りらファクトリーの先輩にお話を聞きました

先日、りらファクトリーに13期生の先輩が来てくださいました。この先輩はマルチバームキノミノリを商品

記事を読む

和歌山県総合情報誌「和-nagomi」に掲載されました

和歌山県総合情報誌「和-nagomi」に、りらファクトリーが掲載されました! 第59号のテー

記事を読む

サイエンスカフェinきみので発表

10月4日(土)に「櫨(ハゼ)と榧(カヤ)の再発見」と題したサイエンスカフェinきみので、りらファ

記事を読む

ブドウハゼ紹介動画、英語版完成

ブドウハゼ紹介動画の英語バージョンが完成しました! 2年前から取り組んできたブドウハゼ紹介動

記事を読む

りらファクトリー*ブドウハゼ収穫研修会に参加しました

先日、りらファクトリーで和歌山県林業試験場が主催する「ブドウハゼ収穫調査・研修会」に参加しました。

記事を読む

オーガニックコスメ製作 【④カヤの木とは】

前回のブログはこちら 私たちが考えるオーガニックコスメの原料の核となっているのが、 「

記事を読む

りらファクトリー 化粧品会社研修!

夏休みに入ってすぐ、りらファクトリーメンバーで化粧品会社「株式会社大阪エース」様へ、研修に行きまし

記事を読む

ブドウハゼ収穫inチームZENKICHI畑

先日、チームZENKICHIの代表である脇村さんの畑で行われた、ブドウハゼ収穫会に参加しました。

記事を読む

モクロウプロジェクト 夏の研修

夏休みを利用して、りらファクトリーのメンバーは大阪府摂津市にある化粧品会社「株式会社大阪エース」と

記事を読む

吉田製蝋所での製蝋作業見学

12月14日、海南市にある吉田製蝋所の製蝋作業をりらファクトリーのメンバーで見学に伺いました。

記事を読む

りら創造芸術高等学校HP

りら創造芸術高等学校(平成28年4月開校)WEBサイト

りら創造芸術高等学校HP

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

りら創造芸術高等学校HP

りら創造芸術高等学校(平成28年4月開校)WEBサイト

りら創造芸術高等学校HP
立木式搾油機の複製プロジェクト スタート!

紀伊風土記の丘から『立木式搾油機』をお借りし、これから複製作りに取り

りらファクトリー 化粧品会社研修!

夏休みに入ってすぐ、りらファクトリーメンバーで化粧品会社「株式会社大

和歌山県総合情報誌「和-nagomi」に掲載されました

和歌山県総合情報誌「和-nagomi」に、りらファクトリーが掲載され

高校生発案『キノミノリ』の産業本格始動

2022年から試験販売を行っていた『マルチバームキノミノリ』の産業化

天然記念物「ブドウハゼの原木」の実の収穫

12月下旬、紀美野町志賀野地区にあるブドウハゼの原木の実の収穫に参加

→もっと見る

PAGE TOP ↑