中国研修旅行報告 その2
中国研修のブログ第2回。
今回は、研修の目的その2である「世界レジャー博覧会」について書いていきます。
世界レジャー博覧会は、会場のある杭州と世界のいろんな国や地域との交流を目的として開催されている
イベントで、今回が第2回目でした。
野外ステージや、食を紹介する屋台の広場、催しが行われたり各国・地域の自治体や企業が商品や観光PRをする
メインパビリオンといった会場が、杭州市内の数か所に分かれてありました。
私たちは、その中の野外ステージとメインパビリオン内のステージとの2か所で、踊りを披露してきました。
もともと野外ステージだけで踊る予定になっていたのですが、リハーサル前にメインパビリオン内でも踊ってはというお話をいただき、まさか舞台の機会を頂けるとは思ってもいなかった私たちは、断る訳もなく、喜んで快諾しました。
レジャー博覧会の舞台では、上海で交流した芸術高校で披露した日本舞踊の「藤娘」と「老松」の他に、ミュージカル講師の采湖先生の歌「喜びの歌」とダンスアートカンパニーALCAのメンバーの踊り「真」も披露しました。
事前に聞いた野外ステージに関する情報が、とにかく広い!!ということだったので、どのように舞台を使うのか、どこから入って、どうはけたらいいのかなど、練習段階から戸惑うことだらけでした。
また、海外公演の際は毎回問題になるのですが、音源はCDで大丈夫か、現地の音響機材に対応しているかどうかなどが、本番まで不安で、今回は出演者全員が自分の演目の音源CDを持っていきました。
海外の大きな舞台に立つということで、みんな準備や練習から日本代表としての意識を持って挑んでいたのではと思います。
舞台は、湖のほとりに設置されており、湖の中には噴水まであるという、なんとも凝った造りでした。
また舞台には大きなスクリーンが設置されており、そこに「Lyra」という文字があっただけでなんだか安心して、うれしくなりました。
関係者の方も、日本語のできる現地の方や日本人がたくさんいてくださって、振り袖や紋付きと、着替えで大変なことが多かったのですが困ったことがあってもすぐ聞いてくださってやりやすい環境でした。
当日は、まず扇子博物館に朝から見学に行き、博物館の一室をお借りして着替えやメイクなどをさせていただいて、会場に向かいました。
一つ目の舞台は野外ステージでしたが、天気も良く無事に終えることができました。
そしてその衣装のまま、またバスに乗り込んで二つ目の舞台のメインパビリオンへ移動しました。
到着したメインパビリオンは、不思議な形をした大きなビルがいくつも並んでおり、建物の規模に驚きながら入りました。
中に入ってすぐのホールにステージがあり、私たちが演目の最後でしたが多くの方が見てくださいました。
中国で一日に二度の舞台に立つ機会が持てて、バタバタでしたが成功に終わった舞台だったと思います。
以下、生徒の感想です。
レジャー博覧会では、公演をみて声をかけてくれる人がいたのがうれしかったです(言葉全然わからないけど)。中国の人たちは表情も声も怒っているように見えると言っている人が多かったし、私もそう思っていたのですが、そこではたくさんの笑顔に出会うことができました。笑顔は一番のコミュニケーションツールだとその時切実に思いました。
外部ステージだけと思いきや、内部でもやることができ、貴重すぎる体験をしました。海外で発表するなんて、りら以外ではできないことだろなあとつくづく思いました。
レジャー博覧会の舞台はあっという間に終わっていきました。なにも問題なく無事におわってよかったです。屋内での舞台は、いきなりいつもと反対側から舞台に入って、反対側にはけるということになって、少し焦ったところもありますが、特に大きい失敗もなくいけました。全体的にはリラックスしてできたんではないかなと思います。
レジャー博覧会での発表はちゃんとした舞台でちょっと緊張しましたがいい緊張感で出られました。でも、個人的にはちょっとしたハプニングがおこりました。扇子を帯の間から抜くのですが帯の中に入り込んでしまい本来なら上から抜くものを、なるべくばれないように下から抜くことになってしまいました。でも、タイミングがずれることなく合いました。内心とても焦りましたが、校長先生がいつもアクシデントが起こってもいつも笑顔で何気なく対応するように、という風に教えて下さっていたのでその通りに対応出来たんだと思います。そして、屋内ステージは場当たりなし、リハなしと言うなんとも無謀に思えた舞台で、リハや場当たりの大切さを実感しました。舞台は、基本緊張しないのですが、これは流石に緊張して本当に始まりから終わりまでドキドキでした。そして、発表の順番も藤娘、老松、アルカ、の順番でアルカに出てる藤娘の人は抜けるので立ち位置も変更、トップバッターで緊張は最高潮に達しましたが逆に吹っ切れてしまい、全力で楽しんで舞台に立てました。
海外での舞台は確かに度胸がつきました。来年もまた違う国で舞台に立ちたいです!
杭州で行われた世界レジャー博の舞台に上がらせてもらい、日本舞踊の老松を舞ったのですが、野外ステージでは座って礼をする前に音が流れてきて、一瞬、頭が白くなったのですがなんとか空気を読んで舞う事が出来ました。
屋内ステージで舞ったときには、突然決まったことでステージがどんなところなのか知らずに行って舞ったのですが、問題もなく気持ちよく舞うことができました。
りら創造芸術高等学校HP
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