生徒総合発表会2009 裏話
公開日:
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行事
3月15日午後1時から生徒総合発表会が開催されました。
生徒達はこの日の為に舞台設営から出演する演目の練習
お客様にテーマ「芸術は心を絆(つな)ぐ」を効果的に伝える
演出まで。。。
本当に全てを生徒自らがつくり上げました。
しかし、この舞台はすんなりと出来たわけではありません。
事件が起こったのは本番3日前の夜7時。
その日、やっと舞台を設営し終わって、
通しのリハーサルが行われました。
リハーサル終了後、その舞台を見ていた数人の大人が
「後ろの客席ではタップが見えない」
「せっかくの演出も距離が遠すぎて伝わってこない」
という意見が出ました。
そこで生徒達はミーティングを開き、話し合いました。
設営の準備に1ヶ月近くもかかり作ってきたこの舞台を
いったん0に戻すなんて絶対無理だろう。
私自身もそう思い悩んでいました。
「今年はこれでとりあえずやって来年から考えよう」
そんなことを考えていました。
しかし、生徒達が全員一致で出した結論は
「テーマを実現する舞台に近づけるために体育館を横向きに使う
レイアウトに変更しよう」
というものでした。
下の図の上側が3日前の舞台レイアウト
下側が本番のレイアウトです。
一言で舞台の方向変換といっても大変な作業です。
たとえば
照明と音響のケーブルあわせて約1kmを八の字で巻き取り。
専用に設計されて作っていた舞台道具を細かく作り直し。
ケーブルの長さを考えて配線する。
照明や音響の微調節をする。
わずか一年前までケーブルの正しい巻き方すら知らなかった生徒達が
このような大作業をわずか6時間でやりきりました。
作業がひと段落したのは夜中の1時でした。
ちなみにこの日から生徒は全員で学校に宿泊することになりました。
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