【コラム】2024年度 進路速報
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最終更新日:2025/01/11
コラム
今年度(2024年度)の高校3年生が、進路決定までに取り組んできた舞台や授業での活動で、どのような進学先に決定しているのかを特集したコラムです。
有本さん・・・進学先:青二プロダクション附属俳優養成所・青二塾(声優養成所)
【なぜこの進学先を選んだのか?】
りらの舞台企画の中で、私は1年生の時からイベント時にMC(司会)やアナウンスを行うMCチームを選択しました。最初は、チャレンジしてみたいという気持ちで選択しましたが、舞台を経験をしているうちに、本格的に「声の仕事がしてみたい」と思うようになりました。
さらに、声を使うだけでなく、授業・身体表現基礎やプロジェクト舞台表現の中で演技を経験し、とても楽しかったので「声」と「演技」のどちらもを活かせる声優になるために選びました。
【進路が決まるまでのスケジュール】
青二塾は、プロダクションの付属の声優養成所です。
入塾に関してはオーディションでの審査となるので、審査が通過出来なかったことも考え、オーディションの募集が始まるまでに、芸術系の大学や専門学校のオープンキャンパスにも参加したり、資料を取り寄せたりしました。
それと並行し、声優になるために必要な技術についても、授業や、課外で学び続けました。
【りらの授業や活動で進路に役に立ったと感じたこと】
ほとんどすべての授業、舞台や活動の経験が役立っています。
その中でも、特に進路に直結して選択してよかったと思うものは、プロジェクト舞台表現とMCチームです。
自らの表現のスキルアップについては、授業身体表現基礎で演技など幅広く学ぶほか、演技以外にもダンスやボーカルといった授業も積極的に選択しました。ひとつだけ突出したものを得るのではなく、演技も、ダンス、歌、MC(司会)などマルチに活躍できる声優になりたいと思っています。
こうした多岐にわたる授業や活動によって、基礎的な演技に関する表現(滑舌やアナウンスの技術、表情作り等)が意識せずとも自然に出来るようになりました。
また、技術的なことだけではなく、「自分が前に出ていく!」という積極性や、声優を目標とする上での考え方やメンタル面についても学べたことは非常に有意義でした。
奥野さん・・・進学先:京都芸術大学 舞台芸術学科
【なぜこの進学先を選んだのか?】
入学時には、「アニメーターになりたい」という夢を持っていましたが、りらに入り、舞台の裏方のことを経験していくうちに将来は舞台照明のプロになりたいという考えに変わりました。
進学する学科、コースでは照明だけでなく「裏方」というくくりで音響や舞台セット制作などを学ぶことが出来るので、自らの夢の幅をさらに広げられることが出来ると思い、進学先を決めました。
【進路が決まるまでのスケジュール】
2年生の頃から徐々に進路について考えをまとめ、3年生の8月にオープンキャンパスと体験授業に参加しました。
9月に体験型入試1期を受験し、同月中に出願可となり、11月に合格しました。
【りらの授業や活動で進路に役に立ったと感じたこと】
りらは学年関係なくディスカッションする機会や、人前で自分自身や、美術の授業では自分の制作した作品について話すことが多く、そこで培ったプレゼンテーション能力(説明する力、聴く力)を入試では活かせたと感じています。
色々なことに挑戦できる環境で、自分にとって「やったことがない、をすることが楽しい」ということに気づくことが出来ました。そして舞台発表という実態意見を重ねていくことで、自分を表現することに自信が付き、堂々と選抜試験に挑むことが出来たのだと思います。
小林さん・・・進学先:帝塚山学院大学 総合心理学部
【なぜこの進学先を選んだのか?】
2年生の時に、選択授業で心理学を選択したことが大きなきっかけです。
授業で心理学に興味を持ち、本格的に学びたいと思い心理学科のある帝塚山学院大学を選びました。
【進路が決まるまでのスケジュール】
2年生から進路のことを考え始め、調べたりしていましたが、本格的に動き始めたのは3年生になってからです。
3年生の5月ごろから複数の大学のオープンキャンパスに行き、比較検討をしながら第一志望の進学先を決定しました。
総合型選抜の受験だったため、入試時期は早く、9月に出願し10月に入試を受けました。そして11月には合格となりました。
【りらの授業や活動で進路に役に立ったと感じたこと】
様々な機会で前に立ち、人前で話をしたり、一対一でも多くの人と関わり話をすることが多いので、自信を持って面接試験に臨むことが出来ました。
授業・心理学は直接的な学びとして役に立ったのはもちろん、油彩やデッサンなどの美術系授業や、ボーカルやジャズダンスなどの舞台表現系授業を通し、色々なものの見方、表現の方法を学び、そこから自分を分析して強みを知ることが出来ました。ここで学べる知識・技術に加えて「何事にも前向きに頑張ろう」と挑戦していく姿勢が身に付いたと感じています。
さらに、りらではただ単に知識・技術を学ぶだけでなく、人と「話す力」や人の話を「聴く力」という普段の生活で必要なものが自然に身に付き、入試の際に大いに役立ちました。
土井さん・・・進学先:成安造形大学 イラストレーション領域
【なぜこの進学先を選んだのか?】
りらに入学する前から、作家になりたいと考えていました。
製本や印刷、グッズを作成したり、実際にショップで運営をするところまで学べ、作家としての力が身に付くと思ったからです。
【進路が決まるまでのスケジュール】
2年生の春休みなどを利用して、美術系の大学のオープンキャンパスに複数参加しました。
美術系の大学に進学したいと考えていましたが、最終的に第一志望の進学先が決まったのは9月です。その際、美術の先生と相談して決めたのですが、成安造形大学を知り、自分にも合っているかもしれないと思い、試験対策を始めました。
美術作品を持参し、個別面接を行う総合型選抜入試を11月に受験し、12月に合格しました。
【りらの授業や活動で進路に役に立ったと感じたこと】
まず、美術系授業が多く、それらを1年次から選択していました。デッサンでは美術の基礎を学び、コミュニケーションアートではデザインや色彩学に関する分野に触れ、プロジェクト美術では舞台セットの制作など、美術の幅広いジャンルを網羅した学びが出来ました。そして、授業やプロジェクトで制作した作品を、そのまま入試の際にポートフォリオとして持参することが出来ました。
その際に、美術の先生に作品のアドバイスもいつでも貰うことが出来たり、進路のことを気軽に相談出来ることも、良かった点です。
また、3年次は進路対策のためのプロジェクトを選択したことで、進路のために活動が出来る時間が確保できたことも良かったです。
また、学校生活や舞台創作を通して、たくさんの人と協力しながらディスカッションし、イベントの企画(テーマ、目的、実施方法など)などをゼロから考え、そして設定したゴールに向かって達成する力が身に付いたと思います。
話し合いの中では、自分の意見を主張するだけでなく、みんなの意見をまとめて会議を進行していく力も身に付き、面接などにも活かされたと感じています。
堂西さん・・・進学先:東海大学 文化社会学部
【なぜこの進学先を選んだのか?】
僕は、将来作家になり、人に感動を与えられる作品を創作したいと考えています。もともと文学にも興味がありましたが、りらでは授業・音楽表現やスキルアップコース・音楽などの中で、特に軽音楽の活動に力を入れていました。
その中で自らが創作した楽曲について仲間たちと話し合い、表現を工夫する中で、文学と音楽の共通点に気づきました。メロディーやリズムがなくとも、並べられた日本語の組み合わせを読むだけで抑揚やリズム、テンポが聞こえてくるような文学の魅力に惹かれ、文学を学び、創作したいと考え、文芸創作を学べる進学先を選びました。
【進路が決まるまでのスケジュール】
大学に進学をしたいと考えていましたが、実際に動き出したのは3年生になってからです。
最初は文学部のある大学を中心に調べていましたが、既存の文学の分野を学ぶだけでなく、だんだんと「自分で創作することを学びたい」と思い、夏休み前にはオープンキャンパスに参加し、第一志望の進学先を決定しました。
1年次から軽音部の活動の中で、都道府県大会から全国大会までの様々な大会で賞をいただくなどの実績を残せていたので、総合型選抜・音楽自己推薦型という入試方式で受験し、11月に合格しました。
【りらの授業や活動で進路に役に立ったと感じたこと】
舞台発表の中で人前に立って表現することを多く経験していたので、自分の意見を伝える力や対応力が、とくに面接で役に立ちました。
また、授業・音楽表現や、スキルアップコース音楽を選択し、軽音楽の活動に力を入れていたので、軽音楽部として出場した様々な大会で残した実績を作れたことが入試に直結しました。自分の経験や活動がそのまま入試に活かされ、とても嬉しかったです。
りらのこれまでの進路実績はこちらからご覧いただけます。
りら創造芸術高等学校HP
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